失業を垣間見た瞬間

2001年9月25日
先日、NHK教育のETV特集で「失業者の再雇用」という特集番組をみた。

その番組に出演していた、元大手百貨店「そごう」の上級管理職のひとが、ただの紙屑となったそごうの株券を今でも大事に持っている映像と、自分の背広のネームを全て「I LOVE そごう」と刺繍していた映像を見て、なんだか涙がでてきた。

そごうのために一生を捧げた人間が、そごうから裏切られた気持ちは、さして推し量るものがある。

彼は言う。「今でも、そごうが大好きだ」と。
失業者400万人の人生には、それぞれの壮大な人生観がある。

この大不況は誰が悪いの。政治?銀行?それとも国民1人1人?

たぶん政治家、企業、個人の「世界がどうあろうと、どの会社が潰れようと、今の自分が楽しければ、それでいい」という、自分勝手で、ひたすら現在をむさぼり尽くす享楽主義が元凶のように思えてならない。

もう問題を先送りにするのはやめよう。モルヒネばっかり打っていても、何の解決にもならないよ。

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